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銀行に預金しただけでは増えないのに、なぜ日本人は貯め続けるのか。なぜ、投資や資産づくりによる所得を得ようとしないのか。いかに日本国民が諸外国に比べて不労所得(passive income)というものに疎いかが分かります。
言葉も柔らかく簡潔なので、比較的若い層や投資に関心のあるビギナーズ層にも読みやすい本です。
また、単なる投資本ではなく、著者の人生経験を基に、ビジネスにおいて大切なことがたくさん書かれています。特に「若いときに流さなかった汗は、老いてから涙となって返ってくる。」と「たいまつは自分で持て」は、まさにその通りです。
若手のビジネスパーソン、独立起業を考えている人、特にこれから海外を相手に仕事をする人は、読んでおいて損はないと思います。
